子供が傷つく子供に言ってはいけない言葉!
子供は親が思っている以上に
親のことをよく見て、親の話すことを
良く聞いてしっかり覚えています。
子供と過ごす日々の中で、親が何気なく言っている一言でも
子供にとっては一生忘れることの出来ない
悲しい記憶となってしまうことがあるかもしれないのです。
良い記憶であればいいのですが、
悪い記憶がずっと残ったままでいると
大人になっても忘れることができずに
色んなことに影響してしまう恐れもあります。
ですので、親は何気ない普段の会話でも
気を付けて言葉選びをしなくてはなりません。
【言ってはいけない言葉】
・「お姉ちゃん（お兄ちゃん）なんだから！」
兄弟姉妹がいるとついつい言ってしまいがちなこの言葉。
実はこの言葉で子供たちは傷付いているかもしれません。
なぜなら、好きでお姉ちゃん（お兄ちゃん）に
なったら訳ではないからです。ある日突然赤ちゃんが生まれ、
ある日突然お姉ちゃん（お兄ちゃん）になって
しまったのです。
「お姉ちゃん（お兄ちゃん）なんだから」と言って
我慢ばかりさせてしまうと、子供も「自分はお姉ちゃん
（お兄ちゃん）だからわがままは言っちゃだめ。
我慢しよう…」となって自分のことを言わなくなり、
だんだんと自己表現の出来ない子供になってしまいます。
この子はこの子。と例え兄弟が
いたとしてもそのこ自身を見てあげましょう。
・「○○な子だ！」
例えば、「悪い子だ！」「だらしない子だ！」
「恥ずかしい子だ！」などという言葉は
子供自身の人格を否定するような言葉です。
「悪い子」と言われると本当に「自分は悪い子なんだ」
と思ってしまいます。
この言葉は子供への暗示のようなものです。
・「だから言ったでしょう！」
例えば、子供が自分でコップにジュースを入れたがったとします。
親はこぼしてしまうのが目に見えて、「こぼすからママが
入れてあげる」といいますが、結局自分でジュースを入れ
こぼしてしまった子供に対して「だから言ったでしょう！」
と言います。この「だから言ったでしょう」という言葉を
子供が聞くと「そっか。私出来ないんだぁ」、「僕にはまだ
出来ないんだぁ」と感じ、挑戦することをやめてしまうのです。
どんな時でも自分でやろうせず「お母さんやって～」
となってしまいます。
・「○○しないと○○するよ！」
子供は「お片付けしないならおもちゃ捨てるよ」、
「そんなことしてるんなら置いていくよ」などと
言われるとその時は言うこと聞いてくれるかもしれません。
ですが、それは根本的な解決にはなっていません。
かえって、焦ってパニックになってしまうこともありますし、
どうしてお片付けをしなくてはいけないのかもわからず、
ただおもちゃを捨てられるのが嫌だから片付けをする。
となってしまいます。
『脅し』の言葉でしかないのです。
・「○○ちゃんは出来るのに…」
「お兄ちゃんは出来るのになんであなたはできないの？」
などと兄弟や他の子と比べるような言い方はよくありません。
兄弟の仲を悪くしてしまいかねませんし、
そんなことを言われると子供は自分に自信をなくし
失敗を恐れるようになります。
小さな子供にとって親からの評価が自分のすべてであって
親に認められてはじめて自信をもてるようになるのです。
・「ダメ！！」
なんでも頭ごなしに「ダメ！」と言うのも良くありません。
何がどうだめなのか。というところまで言わないと
ただダメと言われるだけではだめな理由がわからないのです。
子供は好奇心の塊です。
目の前にあればなんでもやってみたくなるのが
当たり前です。
なので、本当に命の危険があることであれば
仕方ありませんが、そうでないのなら状況を見ながら
親が手伝ってあげたりして見守ってあげることも大切です。
子供は親から大きな影響を受けます。
親が発する言葉ひとつで子供は良くも悪くも変わます。
毎日育児をしているとつい言いすぎてしまうことだって
あると思います。
ひどいことを言ってしまったと反省することもあるでしょう。
ですが親の愛情さえ伝わっていれば
子供はきっとまっすぐに育ってくれます。
子供もお母さんも一緒に成長出来たらいいですね。
