脂性肌と勘違い!インナードライ肌ってどんな肌!?
皆さんは「インナードライ肌」って知っていますか?
一見すると脂性肌に似ているので、つい勘違いをしてあぶらとり紙で何度も脂をオフしたり脂性肌用のスキンケア用品を使ってしまいがちです。
でも何故か目元や口元などは突っ張ったような感覚があり、潤っている感じがしない…と言う場合はもしかすると「インナードライ肌」かもしれません。
そこで今回は勘違いしやすい「インナードライ肌」をご説明していきたいと思います。
インナードライ肌ってどんな肌?
インナードライ肌を簡単にご説明すると、見た目はベタついていて脂性肌っぽいのに内側は乾燥していてパリパリしている肌質の事を言います。
特に夏は汗をかいたりして一見潤っているように感じたり、インナードライ肌は表面には皮脂が出るので中が乾いている事に気付きにくいのです。
ですから脂を取ろうと必死にあぶらとり紙やティッシュを使って皮脂を沢山オフしがちです。
そうして何度も繰り返している間に肌の内側の水分がどんどん無くなっている事に気付かず、悪化してしまう…と言うこともしばしば。
次のセルフチェックで1つでも当てはまった場合はインナードライ肌の可能性があります。
1. 表面は潤っているような見た目なのに、ベースメイクをのせると綺麗にのらない
2. 時間が経ってくるとファンデーションが粉っぽくカサついて取れてくる
3. 鼻や頬などの皮脂崩れや毛穴がとても目立つ
4. TゾーンはベタベタしているのにUゾーン・口まわり・目元まわりはカサつく
5. 肌のキメが粗くて、肌がゴワゴワしている
6. 保湿をしてもなんだか浸透しづらい
6個の項目のうち、1つでも当てはまった方はインナードライを疑った方が良いですね。
インナードライ肌の原因って?
紫外線によるダメージ
生活紫外線と呼ばれるUVAは肌の深部まで届いてしまうので、夏の暑い日に沢山紫外線を浴びてしまうと炎症状態が続き肌内部の水分不足が起こります。
それから紫外線による肌への負担が大きく免疫力低下に繋がり肌が本来持つ肌サイクルが乱れ、脂分と水分量のバランスが悪くなってしまいます。
冷暖房による乾燥
日本は1年中色々な四季があるので、その度に冷暖房を使って温度を調整しますよね。
その際部屋は乾燥しがちになるので、お肌も乾燥にさらされる状態に。
でも肌は乾燥から皮膚を守ろうと皮脂を分泌して潤おそうとするので、肌内部が実は乾燥状態にあると気付きにくいのです。
汗をかいたり、皮脂が出た時にオフする事で悪化する
汗や皮脂は見た目が汚く見えがちなのでどうしても沢山オフしてしまいますよね。
ですが肌表面にある潤い膜まで拭き取ってしまうと、肌が危険を感じ皮脂を更に出したりもっと肌内部の乾燥状態が酷くなるのでより深刻なインナードライを引き起こす原因となってしまいます。
インナードライの対策は?
インナードライ肌は肌バランスをとるのが難しい肌質なので、どうやって対策をすれば良いのか分かりずらいですよね。
まず洗顔料はあまり肌の脂をとってしまうような物はNGです。
例としては、ニキビ系洗顔料・AHA配合・スクラブ系・メンソール系・酵素系・ビタミンC誘導体・アルコール系が配合されているものです。
これらは水分不足気味の肌には向いていない洗顔料なので購入しないように気をつけて下さいね。
あぶらとり紙もNGです。あぶらとり紙は高い皮脂吸収力を備えているので、毛穴奥にある脂までとってしまい取りすぎになってしまいます。
ですから肌表面から潤いを無くさないようにあぶらとり紙の使用は控えましょう。
それから1番気にかけて欲しいのが食生活です。
インナードライ肌の人は内側から潤すための栄養分や水分が足りていない状況にあります。
偏食気味の人や、食事のバランスが悪い人だとお肌の作る栄養素が上手く行き渡らなくて乾燥がちになったり脂っぽくなったりと不安定になります。
そうするとターンオーバーなども乱れてゴワゴワした肌になりやすくなるので、外側のケアばかりせず食べ物から気をつけて摂取するようにしましょう。
まとめ
一見すると脂性肌に似ているので、まさか中の方が水分の足りないインナードライだったなんて気付かない人も多いです。
ですから脂性肌用のスキンケアをして、どんどん脱脂をしてしまいいつになっても改善しないし、むしろ悪化してしまうこともあります。
インナードライ肌はパッと見では気付きにくいので間違ったケアをしがちです。
先ほど書いたセルフチェックで1つでも当てはまった人はインナードライ肌を疑った方が良いです。
インナードライ肌にはそれ専用のスキンケアや対策の仕方もあるので、間違って脱脂を促すようなスキンケアをしないように気をつけましょうね。