シミが出来る仕組みとは?実は紫外線だけでは無かった!
夏は紫外線が強く、日焼けがとっても気になる時期ですよね。
紫外線と言えば「シミになる」と言うイメージが定着していますが、実はシミになる原因は紫外線だけでは無いって知っていますか?
確かに紫外線はシミの原因になるのですが、シミの原因はそれだけでは無いのです。
そこで今回はシミが出来る仕組みと、紫外線以外にも影響がある原因をお話し致します。
シミが出来る仕組みとは?
まずシミが出来る仕組みとしては、外で紫外線を浴び続けていると皮膚内部にあるメラニンを生産する工場のような場所で「メラノサイト」と言う物質が活発になります。
日焼けをすると言うのもこのメラニンが関係していて、メラニンが沢山生成される事で皮膚を黒くしているのです。
シミを簡単に説明すると「皮膚内部にメラニンが蓄積されて地肌の色よりも黒く見える部位」がシミになります。
ただこのメラニンは悪者扱いされていますが、私達の肌を守る大切な機能を担っています。
紫外線など肌にとってダメージになる刺激を察知すると、肌深層部にあるメラノサイトに信号が送られ肌を守るためにメラニンが生成されます。
ですからメラニンは、自分の色素で外的刺激から肌を守る役割をしてくれています。
そして役28日周期で行われるターンオーバー(表皮の代謝)によって、肌表面まで押し上げられて角質となって剥がれ落ちていきます。
ですが紫外線などを長時間受けたり肌に大きなダメージがかかると、ターンオーバーも乱れ結果肌内部にメラニンが大量に作られ蓄積されてシミになってしまうのです。
これがシミの仕組みです。
シミの原因は紫外線だけでは無かった!?紫外線以外の4つの要因
1.紫外線
紫外線はさっきお話ししましたが、シミの原因になる1つの要因です。
強い日差しで長時間浴びると出来る…と思っている方が多いのですが、ちょっとした外出や洗濯干し・ゴミ出しでも毎日浴び続けるとシミになります。
それからコンタクトレンズやメガネの宣伝でも聞いた事があると思いますが、目からも紫外線は影響してきます。
目から紫外線を浴びる事でこれも刺激とみなし、メラニン生成を促してしまうと言われています。
2.炎症や物理的刺激
ニキビなど皮膚トラブルを抱え炎症を起こし始めるとメラニンが過剰に生成されます。
それ以外にもお風呂場で使うナイロンタオルやメイクの際のチークブラシなども肌には凄く刺激を与えているので、メラノサイトが反応して活性化させてしまいます。
3. 生活習慣
外からの刺激でメラニンが活性化してしまうと言うことはなんとなく分かりますが、意外と盲点なのがこの「生活習慣」じゃないでしょうか?
実は生活習慣とシミはとても関係していて、睡眠不足・ストレス・疲労・喫煙などを繰り返すと体内に活性酸素が沢山発生します。
そしてこの活性酸素がメラノサイトを刺激して、メラニンを生成してしまいます。
ですから外からの刺激を防ぐだけではなく、生活習慣もしっかり見直しておくことも大切です。
4.女性ホルモン
女性は月経が毎月あったり、子供を授かったりしますよね?
その際に黄体ホルモンが増えて、メラニンを増加させることも言われています。
月経前や妊娠中はいつも以上に気を使ってケアをした方が良いです。
まとめ
紫外線がシミの原因と言うことはなんとなく知っている人が多いのですが、意外にも生活習慣や物理的刺激、炎症、女性ホルモンの影響からもシミになっていくと言う事が分かって頂けたのでは無いでしょうか。
ついつい紫外線ばかりに意識が行きがちですが、お肌と言うのは色々な事が影響してくるので紫外線のケアだけではシミを完全に作らせないと言うのは難しいです。
体の中の事も意識しつつ、紫外線対策にも力を入れて将来シミが沢山できないようにケアをしていきましょうね。