入浴剤は香りの癒しだけでは無かった!?入浴剤の役割を知って効果的に使おう!
お肌と言えば「入浴」ですが、その際入浴剤は使用していますか?
まぁなんとなく匂いが出て、体に良いものだったはず…と言う認識の方が結構多いのですが、実は選ぶ入浴剤によって効果も全く違うのです。
そこで今回は色々な入浴剤の役割やタイプ別の使い方も踏まえてご紹介したいと思います。
炭酸系入浴剤
炭酸系入浴剤は今や人気No. 1と言っても過言では無いほど売れ行きの良い入浴剤です。
その名の通り、お風呂にポンと放り込むと炭酸が発砲してシュワシュワと泡がたちます。
そしてこの炭酸ガスがお湯に溶け込むと、皮膚を通して血管に入り血液中の炭酸ガス濃度が高くなり血行が良くなると言う仕組みです。
血行促進効果が高いので肩こり・腰痛でお悩みの方に特にオススメです。
それから炭酸ガスは血管拡張作用もあるので、保温も期待できます。
温泉由来の成分(無機塩類)
よく温泉の絵柄のものなどがありますが、この温泉由来の入浴剤の主な成分は硫酸ナトリウム・硫酸マグネシウムです。
こういった成分が皮膚のたんぱく質と結合することで、保温効果を高めてくれます。
それから皮膚の表面の角質を柔らかくしてくれるので、肌をすべすべにしてくれたりあせも・ヒビ・あかぎれなどにも効果的と言われています。
他にも入浴後の湯冷めもしにくく、冷え性もちの人、風邪をよく引く人、湯冷めしやすい人にもオススメです。
スキンケア系入浴剤
スキンケアを目的としている入浴剤は、無機塩類の入浴剤に保湿成分をプラスしたものになっています。
保温効果は勿論、お肌が乾燥がちな人・ヒビ・アカギレ・汗疹などの予防や緩和にも効果的です。
それに加えて、硬くなってしまった角質を柔らかくして保湿成分をしっかり行き渡らせる事でお風呂上がりでもしっとり感が持続できるようになっています。
見た目でいうと、白濁系の入浴剤が主にこのスキンケア系入浴剤になります。
どちらかと言うとトロトロとした肌触りのものですね。
生薬系入浴剤
これらはハーブや生姜などアロマ効果が期待できるものや、その自然由来のそのものの働きを利用した入浴剤になっています。
物によって効く効果も様々で、自分の悩みにあった効能を持つ生薬が入った入浴剤を使うことをオススメします。
それから夜なんとなく寝つきが悪い…と言う方や、ストレス、気分の落ち込みなどの激しい方はリラックス効果の高い生薬系の入浴剤を使用すると心身共に落ち着いて寝つきも良くなります。
発汗系入浴剤
無機塩類系や炭酸ガス系の入浴剤に発汗作用をプラスした入浴剤で、半身浴が好きな方や発汗をしてダイエットをしたい方にオススメの入浴剤になっています。
こちらの入浴剤はどちらかと言うと心臓まで浸かるのではなく、みぞおち辺りまでで長く入浴することを目的としています。
まず発汗作用があるため、体の中もとても温まりやすく新陳代謝も良くなり脂肪燃焼効果も高い入浴剤です。
他にも普段汗をかきにくい方は体の中に老廃物が溜まりがちになるので、発汗系入浴剤を使い発汗することで汗と一緒に体の老廃物や汚れも外に出してくれます。
健康維持にもぴったりな入浴剤ですね。
まとめ
こうして見てみると入浴剤も沢山種類があることがわかります。
入浴剤は香りやなんとなくな雰囲気で選びがちですが、自分に欲しい効果別で選んだ方がより自分にプラスになりますよ。
あと豆知識として、入浴剤を使用する際にお湯の温度は38~40度にして入浴して下さい。
温度が高すぎると入浴剤の有効成分が薄れたり、効能も薄くなりやすいです。
それからお湯の温度が高いと一気に促進され体への負担、リラックス効果など色々な面でマイナスな事が多いので、できれば先ほどの温度で入浴することをオススメします。
ぜひ参考にして見て下さい。