母親失格?! 上の子かわいくない症候群
上の子に対して、”生意気・イライラする・かわいくない”なんてよく聞く話しです。
「上の子かわいくない症候群」という言葉さえあるくらいです。
決してあなただけの話ではないので、深く悩まなくても大丈夫。
なぜそうなるのかを理解すれば、自然と受け止められるはずです。
かわいくないなんてことは決してなく、そういうものなんだという事を一緒に考えていきましょう。
母性は小さい子ほどかわいいと思うもの
人間にしても動物にしても、小さい子ほどかわいいと思うのは当然のことだと思います。
小さな赤ちゃんを抱いているお母さんがいると微笑ましく思い、目で追ってしまうことはありませんか?
例えば、我が子が幼稚園くらいならまだ歩かないほどの赤ちゃんを見てかわいいと思いますし、
小学校の高学年以上のお母さんなら幼稚園くらいの子でもかわいいと目がいきます。
大きい子どもを対象にした時に、小さい子こどもの方をかわいいと思うのは当然のことなんです。
例えばうちの子どもは7歳違いの姉弟なんですが、下の子が生まれるまでの7年間は上の子は何をしても許されるかわいい子でした。
妊娠中は上の子がかわいすぎて、まだ見ぬ下の子をかわいがれる自信がなかったくらいです。
ところが下が生まれて初めて上の子が病院に来た時、上の子がとてつもなく巨大に見えたんです。
あ、赤ちゃんが潰される、守らなくては…と思ったほどでした。
小さな下の子と比べるからかわいくないと思ってしまう
兄弟姉妹、年が違えば体の大きさもできることも違います。
赤ちゃんの頃は泣いていてもかわいいと思っていたのに、少し成長した上の子は泣き方がもう既にかわいくありません。
時にドン引きするほどに暴れたりと(笑)
でも思い出してください。
10月10日という辛い妊娠期間を過ごし、初めての出産で不安の中、命がけで産んだ我が子なんです。
一時的な感情の中で下の子と比べているだけでかわいくないはずがありません。
上の子の成長は全てが初めての育児で不安もあり、過度な期待もしてしまうものです。
成長とともに少しずつ自立をしていくのが子どもです。
生意気な反抗や我がままなどの自立していく過程が、今は余裕がなくかわいくないと思ってしまってるのかもしれません。
そして下の子が反抗期を迎える頃には余裕で対応できるよう、上の子と一緒に親の私たちも成長しているんだと思います。
まとめ
「上の子かわいくない症候群」という言葉もあるくらい、上の子がかわいく思えないことは、特別でもなんでもなくよくあることです。
下の子がかわいいのは、小さくて守らなくてはという母性からくるものでごく自然なこと。
初めての育児で不安からくる過度な期待もあり、思い通りにいかない部分がかわいくないと思ってしまっている可能性もあります。
上の子をかわいくないと思ってしまうことが不安でこの記事を読んでいるあなたは、本当は上の子のことがかわいくてしかたがないのだと私は思います。
眠ってる上の子を撫でながら、「ごめんね」って泣いてしまうお母さん。起きたら抱きしめて「大好き」を伝えてあげてください。
大好きはちゃんと伝わりますよ。