第二新卒者は転職に有利!?その理由とは!
卒業後に就職したにも関わらず、2~3年で退職した人を「第二新卒者」と呼びますが、この第二新卒者を欲している企業が多いということを知っていますか?
「えっ!?職に就いても2~3年で辞めちゃう人は信用ならないよ!」と考えてしまうかもしれませんが、「若さ」と「新卒者の確保が難しい」という理由が、第二新卒者の需要の高さに繋がっているのです。
今回は「第二新卒者」がなぜ転職に有利なのかを紹介します。
○「石の上にも三年」は古い!?
少し個人的な話になりますが、私が13年前に就職活動を行なっていた時、当時の先生から自分に合った仕事かそうでないかは、3年勤めないと分からない!という意味で、
「石の上にも三年」と良く言われていました。
しかし、昨今は20代で退職する人や早期退職者が増加しており、早期で退職し、異業種に転職をして成功を収めている人も多く、あるアンケートでは、81%の人が「20歳~27歳で直近1年以内で転職をした」というデータもあります。
このように、昔の「雇用してもらった企業で長く頑張る!」という感覚から「自分に合った仕事を追及していく」という感覚に変化していて、早期退職者の増加、つまり「第二新卒」に該当する人も増加傾向にあるのです。
○なぜ第二新卒者の需要は高いのか!?
第二新卒者は言い換えると「早期退職者」です。
「早期退職」と聞くと、どうしてもマイナスなイメージを抱いてしまい、「転職には不利なんじゃない!?」と思っちゃいますよね。
しかし、第二新卒者は企業からの需要がめちゃめちゃ高いというのは事実で、一番の理由としては「新卒者の雇用が難しくなった」からです。
意外と思う人もいるかもしれませんが、今日本の景気は上向き傾向にあり、
業務拡大を考える企業も多く、それに伴い「人材確保」に力を入れる企業が増えてきています。
企業の考えとしてはとしては、新卒者を確保して育てていきたいという所ですが、人材確保に力を入れている企業が多いので、どうしても新卒者の取り合いになってしまいます。
なので、新卒者に加えて、新卒者と年齢がそんなに変わらない第二新卒者にも目が向けられているのです。
「新卒者が確保出来ないのなら、キャリアのあるベテランを採用したら良いのでは?」
という考えもありますが、企業に10年以上勤めていた人というのは、自分の考えを強く持っている事が多く、そうなってくると、上手く新しい企業に馴染めないという事も考えられます。
それよりは、まだ年齢的に若い第二新卒者の方が企業的には扱いやすいのです。
又、第二新卒者は早期退職と言えど、ある程度社会人としてのマナーや知識を得ているという点も、需要の高さに繋がっているのです。
○まとめ
職に就いたけどすぐに辞めてしまった事で、転職先探しに困っているという人も多いでしょうが、実は「第二新卒者」に該当する人は、企業からの需要が高いので、転職を成功させる可能性は高いのです。
しかし、「第二新卒者」というだけで誰でも有利という訳ではありません。
退職の理由が「自分には合わなかった」「遅刻や欠勤が多かった」「何となく辞めた」など、前向きな理由じゃない場合は、「採用してもまた同じ理由で辞められるのでは!?」と、
企業も敬遠しがちです。
企業が第二新卒者に求めている事は、「やる気」や「ポテンシャル」なので、「この人は後々大成する」と企業側に思わせる必要があります。
第二新卒者は転職に成功しやすい環境にいるので、ずるずると時間を費やすのではなく、前向きに転職活動に取り組んでみてはいかがでしょうか。